2016年1月30日土曜日

工場で働いていた時の話(2)

前回の続き。書いてて思ったけど全然面白い話ではないです。

【あらすじ】
お金が欲しくて自動車部品工場でアルバイトを始めた私は、現場の余りの過酷さを目の当たりにし、
自分の選択を呪ったのでした。


アルバイト2日目。いよいよ現場に投入される日が来ました。
部品検査のやり方を教わる。部品を回転させながら、指でなぞり、
ひび割れがないか、指先の感覚でチェックするルーチンワーク。1個につき30秒くらい。
これを1日8時間2か月間、やり続けるのか...

作業開始。ベルトコンベアの端に立たされ、作業机でひたすら部品検査作業を行います。
後ろで班長の人が見張っているので、やたらと緊張する。
時間の進みが非常に遅い。時計を見ては、落胆し、時計を見ては落胆する繰り返し...
そして、立ちっぱなしのため、1時間もすると足が悲鳴を上げてきます。足が痛い...

2時間程続いて、やっと休憩。足が限界である。
しかし無情にも休憩は15分ほどで終了。また検査作業が続く。地獄だな...
気が遠くなっていく私でした。
2日目が終了するころには、もう辞めようかと考えていました。


そして3日目、4日目、5日目...
惰性でどうにか1週間続きました。いつの間にか、立作業には慣れていました。
ただ、時間の進みの遅さには最後まで慣れませんでした...

1週間終わって帰ろうとしたときに、リーダーの人から一言。
「来週は夜勤になるから」

...まじですか。
まさか夜勤を経験することになるとは。



2週目、夜勤開始。夕方18時のバスに乗って工場へ向かいます。
出荷される豚の気分でした。

しかし、いざ始めて見ると夜勤のほうが気分が楽なことに気が付きます。
...そうか、監視の目がないんだな。夜勤だとのんびり作業できることを知りました。
これなら毎日夜勤でいいよwwwと思ったのもつかの間。

夜勤終了が朝5時頃。その時間帯にバスはなく...
眠たい目をこすりながら始発のバスが来るのを待つのが、しんどい...のです。
自宅に着くころには朝の9時。そのまま布団に倒れこむ毎日でした。

あと、地味に辛かったのが、家族との生活リズムが完全にずれることでした。
家族が朝出勤した後に帰ってきて、帰ってくる前に私が出勤するという形になっていたので、
同じ家に住んでいるのに、1週間家族と顔を合わせない生活に...これがなんか辛い。
地味にメンタルを削られておりました。


そういう事情も考慮してかどうか分からなかったのですが、
私が夜勤を行ったのは結局その1週間のみでした。以降はずっと昼勤でした。
まぁ、当時私はまだ未成年でしたからね...


続くかわかりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿