前回の続き。書いてて思ったけど全然面白い話ではないです。
【あらすじ】
お金が欲しくて自動車部品工場でアルバイトを始めた私は、現場の余りの過酷さを目の当たりにし、
自分の選択を呪ったのでした。
アルバイト2日目。いよいよ現場に投入される日が来ました。
部品検査のやり方を教わる。部品を回転させながら、指でなぞり、
ひび割れがないか、指先の感覚でチェックするルーチンワーク。1個につき30秒くらい。
これを1日8時間、2か月間、やり続けるのか...
作業開始。ベルトコンベアの端に立たされ、作業机でひたすら部品検査作業を行います。
後ろで班長の人が見張っているので、やたらと緊張する。
時間の進みが非常に遅い。時計を見ては、落胆し、時計を見ては落胆する繰り返し...
そして、立ちっぱなしのため、1時間もすると足が悲鳴を上げてきます。足が痛い...
2時間程続いて、やっと休憩。足が限界である。
しかし無情にも休憩は15分ほどで終了。また検査作業が続く。地獄だな...
気が遠くなっていく私でした。
2日目が終了するころには、もう辞めようかと考えていました。
そして3日目、4日目、5日目...
惰性でどうにか1週間続きました。いつの間にか、立作業には慣れていました。
ただ、時間の進みの遅さには最後まで慣れませんでした...
1週間終わって帰ろうとしたときに、リーダーの人から一言。
「来週は夜勤になるから」
...まじですか。
まさか夜勤を経験することになるとは。
2週目、夜勤開始。夕方18時のバスに乗って工場へ向かいます。
出荷される豚の気分でした。
しかし、いざ始めて見ると夜勤のほうが気分が楽なことに気が付きます。
...そうか、監視の目がないんだな。夜勤だとのんびり作業できることを知りました。
これなら毎日夜勤でいいよwwwと思ったのもつかの間。
夜勤終了が朝5時頃。その時間帯にバスはなく...
眠たい目をこすりながら始発のバスが来るのを待つのが、しんどい...のです。
自宅に着くころには朝の9時。そのまま布団に倒れこむ毎日でした。
あと、地味に辛かったのが、家族との生活リズムが完全にずれることでした。
家族が朝出勤した後に帰ってきて、帰ってくる前に私が出勤するという形になっていたので、
同じ家に住んでいるのに、1週間家族と顔を合わせない生活に...これがなんか辛い。
地味にメンタルを削られておりました。
そういう事情も考慮してかどうか分からなかったのですが、
私が夜勤を行ったのは結局その1週間のみでした。以降はずっと昼勤でした。
まぁ、当時私はまだ未成年でしたからね...
続くかわかりません。
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