2016年1月18日月曜日

工場で働いていた時の話(1)

昔語りの番外編ということで。
もう10年も昔の話になってしまいますが、自動車工場で期間工(?)を
やっていた時の体験談でもしようかな、と思います。


まぁ、期間工というよりは学生アルバイトでしたね。やってることは同じですが。
ちなみに自動車工場でもないですね。その下請けでした。
カーエアコンなどを作っている「デンソー」という企業。トヨタの一次下請です。



大学2年の夏休み、お金が欲しかった私は夏季限定のアルバイトを探していました。
で、見つけたのがデンソーのアルバイト募集でした。豊橋工場で募集していたのです。
で、興味を引かれたのが給与。何と日給1万円近くあるらしい。
大学の夏休みは2か月近くあったので、休みの間働き続ければ3~40万稼げる計算。
当時の私にとっては大金に感じられました。で、早速応募したのでした。

面接に来てくださいというので、行ってみると、面接らしい面接もなく、
健康面だけ確認されてあっさりOKをもらえました。拍子抜けした感じでした。
翌日から来てください、ということだったので、その日は帰宅。
なんだ楽勝だな...なんて思っていたのですが。
待っていたのは、2ヶ月間の過酷な社畜生活でした。


初日。いきなり挫折しかける私。何がって、出勤が想像以上に過酷...!
当時は車も持っていなかったので、通勤方法はバスしかなかったのですが、
場所が豊橋の最果ての工場地帯にあるので、片道1時間半という長時間通勤に
早くも心が折れそうになる。バスも満員できっついのなんの。朝も早くてだるい。

初日からぐったりしつつ、どうにか出勤した私は、
人事のおじさんに配属場所に連れて行ってもらうのでした。
配属場所は検査部門でした。「クランクプーリー」という部品に
ひび割れなどがないかひたすらチェックするという、単純作業を行う部署でした。
(写真を持っていないので、画像検索でどんなものか見てください)
ひたすら同じ作業を繰り返すのです。これが辛い...のですが、
この時の私は単純作業の過酷さを理解していませんでした。

もう一つ辛かったのが、休憩時間。
工場の中に何か所か休憩所があり、そこで休憩するように指示されるのですが、
厳ついおじさんたちが、新入りの私を「誰だこいつ」という顔で見ながら
酒や競馬の話をしているんですよね...。そこに入っていく勇気も気力もなかった私は、
もの凄く場違いな空気を感じながら、「あぁ、ここには馴染めないな...」と思い
寝たふりをしていました。これがなかなか辛かった。


初日は説明を受けて、工場の案内をしてもらって終わったのですが、
朝からぐったりしていた私は、先のことを考えると気が重くなるのでした。
これが2か月続くのか...と絶望しながら帰った記憶が甦ります。


うーん、面白くなる気がしないですね、この記事。続くか不明...

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